2023年12月25日、厚生労働省記者クラブにてあおちゃんの両親が会見を行いました。
年末の忙しい時期にも関わらず、たくさんの報道関係者に参加いただきました。
冒頭、司会進行を務めたあおちゃんを救う会代表より、これまでの経緯やあおちゃんの病状について説明させていただき、皆さまへの謝意を述べさせていただきました。
その後、両親より、「本当に沢山の人たちから励まされて支えられた命を大切に育てていきたいです」と、改めてご支援くださった方々への御礼の言葉をお伝えさせていただきました。
また、ドナーになってくださった方とご家族に対して、感謝と敬意が募っていくと同時に、これからもご家族の想いを胸に毎日を過ごしていくことを申し上げました。
「私たちは、ドナーになってくださった方とご家族が過ごしたかった日々を過ごしているという気持ちが常にあり、感謝しない日はありません。本当に尊い決断に感謝しています」
会見では、あおちゃんの元気な様子を見ていただくことが出来、皆様にご挨拶できたことを救う会としても嬉しく感じています。
一方、両親が会見で触れた通り、日本には心臓移植手術を受けるために待機している子どもたちがたくさんいるのが現状です。(国内の15歳以下の心臓移植待機者は2023年11月末時点で65名でした)
長期待機による体調の悪化に伴い、命を落とす子どももいます。また、付き添い入院による家族の負担増大も大きな課題となっています。
あおちゃんを支援してくださったことを一つのきっかけとし、心臓移植医療について、知る、考える機会をつくることを通じて、微力ながらも同じように苦しんでいる子供達を救う一助となれば…というのが、私たちの願いです。
あおちゃんの無事の帰国という節目を迎えましたが、今後しばらくの間は、あおちゃんの近況を定期的にSNSで紹介していく予定です。
引き続き、あおちゃんと、心臓移植医療について関心を寄せていただけますと幸いです。
皆さまからお預かりした募金の今後についてもご説明させていただきます。現在、収支計算を行っており、第三回中間会計報告を行う予定です。
剰余金が発生した場合、あおちゃんを救う会の規約に則り、あおちゃんの手術後の病状が安定するまでの間(原則として3年間)救う会において管理・保管いたします。その後、他の移植を必要としている患者・家族の支援及び、移植医療を推進するための活動に使用させていただく予定です。
当会ホームページやSNSで報告いたしますので、引き続き、どうぞよろしくお願いします。
あおちゃんを救う会一同